製品概要
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冨岡産業株式会社で一貫生産している製品の概要をご紹介いたします。
加工内容や製品について、ご興味・ご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
構造
ヒーター内部は各種金属パイプの中心にコイル状発熱線を挿入し、周囲の高温度に耐え、且つ電気絶縁性にも優れた、熱伝導率の高い高純度の酸化マグネシウム粉末を、特殊な充填方法により、シース外径を高圧圧縮し、完全に固形化してあります。
これにより振動・衝撃にも断線する恐れがなく耐久力・安全性・高性能を保持することができます。
ヒーターターミナルは一般的にはネジターミナルが標準ですが、他にもご要望に応じて供給することができます。
特徴
シーズヒーターは、各種金属の外装管に保護され発熱線・絶縁粉末・ターミナル端子などが一体化、および固形化された状態で製造されます。従いまして、物理的・科学的・電気的な要因を含め次のような優れた特長を有します。
強度・堅牢性 | 内部の発熱体とともに外部の金属シースと完全に固形化されますので、衝撃や振動による、断線や偏芯および破損がありません。 |
---|---|
優れた耐久性 | 発熱体自体を大気中に露出させないため、酸化などによる変化が少なく、寿命が長期化します。また、金属シース材を適度に選択することにより、酸性およびアルカリ性などの腐食性の液体または、気体などを直接加熱することが可能となります。 |
高い熱効率性 | 発熱体が完全に固形化した絶縁粉末層の中心部に密に埋蔵されていますので、高温度に耐え絶縁・熱伝導性に高い効率性を発揮します。また、被加熱体に直接、浸漬および接触して使用できるため、熱損失が少なく効率性の高い加熱が得られます。 |
優れた安全性 | 金属シースと発熱体とは完全に絶縁されていますので、漏電・感電などの危険がなく、電気的に優れた安全性を維持することができます。 |
取付の簡易性 | 金属シースに各種の取付フランジを付けることにより、容易に取付および取外しが可能です。また、電源からの接続に対しても、各種のターミナル端子を直接取付することができますので、簡単に利用いただけます。 |
広範囲な適応性 | ヒーター自体の形状および電気仕様または材質なども、自由に設計が可能ですので幅広い用途に適応できます。さらに金属シース材の表面に各種のコーディング処理を施せば、より広範囲な適応性を発揮させることができます。 |
用途
シーズヒーターの用途は、広範囲にわたり家庭用電熱器具から、一般産業用電熱器まで多方面に至っています。
標準仕様
■標準寸法(mm)
φd | L | M | A |
---|---|---|---|
5 | 2,000 | M3 | 18 |
8 | 〃 | 〃 | 〃 |
9 | 〃 | 〃 | 〃 |
10 | 3,000 | M4 | 24 |
12 | 5,000 | 〃 | 〃 |
13 | 〃 | M5 | 27 |
14 | 〃 | 〃 | 〃 |
15 | 〃 | 〃 | 〃 |
16 | 〃 | 〃 | 〃 |
19 | 〃 | M5 | 30 |
20 | 〃 | 〃 | 〃 |
※上記標準寸法以外にも製作可能です。
※詳細はカタログの図式をご参照ください。
電力密度
■標準電力密度
用途 | 電力密度 | 備考 |
---|---|---|
密閉空気加熱器 | 2W/cm2 | 電気炉・オーブンなど |
送風加熱 | 3W/cm2 | 乾燥炉・暖房機など |
輻射加熱 | 4W/cm2 | 赤外線加熱など |
金属密着加熱 | 4W/cm2 | 型加…密着性が完全なこと |
※上記表は標準仕様ですのでヒーターの容量(W)を決める場合に参考にしてください。
取付フランジ
成形されたシーズヒーターに取付フランジおよび、取付ネジなどを溶接することにより、気体や液体その他軽金属、溶解槽などに直接投入して使用することができます。また、容易に取付、取外しが可能となります。
シース外径 | 取付ネジ | 固定ナット | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
M | φD | A | B | C | t | |
8 | M12P1.5 | 22 | 13 | 3 | 19 | 5 |
10 | M14P1.5 | 25 | 13 | 3 | 23 | 6 |
12 | M16P1.5 | 25 | 16 | 3 | 23 | 6 |
※詳細はカタログの図式をご参照ください。
端子の種類
電力からの接続に対しましても、各種のターミナル端子を取付することができますので簡単にご使用いただけます。
また、端子の種類も各種方式を選択することができますので自由な組み合わせが可能です。
曲げ加工
シーズヒーターは、シースの材質に関係なく曲げ加工ができます。カタログにて曲げ加工のなかでも代表的なものを図示しておりますので、ヒーター選択の際の参考にしてください。
尚、ヒーター利用の際に非発熱部が標準仕様以上に必要な場合は端子より何ミリとご指定ください。ただし発熱部と端子の接続部は曲げのR部にかからないようにお願いいたします。
※複雑な形状も可能ですので利用の際にはご指定ください。